2018年10月02日

G空間エキスポ内CSISシンポジウム2018で講演させて頂く事になりました。

毎年開催されているG空間EXPO
今年は11月15.16.17日に日本科学未来館で開催されます。
これは元の測量展で、測量業者やコンサルタント会社、ゼネコン向けの展示会だったので良く足を運んでいたのですが、、、、、、、、、、、、
現在は、測量や地図の成り立ち等を広く一般の方にも知ってもらおうと言う展示会になっていて、開催日も土曜を最終日とする様になりました。

そんな訳でもう10年近く、G空間EXPOには足を運ばなくなってしまったのですが、、、、、、、

この度、ご縁が有って、このG空間EXPOの中のCSISシンポジュームに講演者として登壇する事になりました。

名称未設定 1.jpg

主催団体は東京大学 空間情報科学研究センターで、シンポジュウム名は
「ドローンを活用したフィールドサイエンス最前線」

と言う事で、5名のスピーカーの中の1名として参加させて頂きます。
登壇される方々を見ると
・千葉大のリモセン研究センター教授
・京大の東南アジア地域研究研究所・連携准教授
・東大の生産記述研究所准教授
・大阪市立大の工学研究所准教授
と、、、、、、、、、、

その中で、株式会社 三重計測サービスの私が横山が並んでいるという、、、、、、
お話する内容も皆さん非常にアカデミックで広い視点でもお話になりそうで、、、、、、

一方私はと言うと、ただの地方の計測屋
日々、生きるか死ぬかの瀬戸際で計測業務を受注して細々と暮らしている田舎者。
お話する内容も
「ドローン、レーザースキャナを活用した事例紹介」
と、、、、、、、

業務で実際に行っているお話を淡々と紹介するばかり、、、、、、、、、

当初、土曜日と言う事でお子さん連れの一般の方が多いので、興味を惹く解りやすいお話を

と言う事で構成を組み立てようと思っていたのですが、、、、、、、、、

ここは1つ開き直って!
先生の中に1人計測屋が入っていると言う事で、思いっきり泥臭い現場のお話をさせて頂こうと思います。

研究者や教育する立場の方と、クライアントの要求に見合った成果を確実に期日までに納品する事を使命としている計測屋とでは、スタンスも、見ている物も違うでしょうから、、、、、、

11月17日
お近くに起こしの際は、足をお運びください。


posted by かおる at 10:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 3Dスキャナー

2018年08月21日

8月28日〜8月30日、幕張メッセで「建設・測量生産性向上展」で技術説明を行います。

この時期に展示会のブースに立つのは初めてなのですが、、、、、

8月28日〜30日の3日間、幕張メッセで開催される

「建設・測量生産性向上展」において、技術的な説明の為、リーグルジャパンブースで売り子をします。

header_logo01.png

もう10年程、6月にビックサイトで開催されていた「機械要素、IVR展」で売り子をしていたのですが、
訴求効果がイマイチ得られない??と言う事で、もっとニーズに合った展示会でブース展開をしようと言う事となり、今年から「建設・測量生産性向上展」へのエントリーとなりました。

とは言っても、弊社が2機所有しているレーザースキャナーのメーカーであるリーグル社のブースでお手伝いと言う形ですが、、、、、、、

実際に20年程行った計測業務の中から、選りすぐりを持ってブースでご説明させて頂きますので、
ブースに立ち寄られたお客様のニーズに添った事例をご覧い頂けると思います。

コマ番号はG40ですので、お近くにお寄りの際は、是非足をお運び下さい。

ちょんまげヒゲ面のメガネおじさんが、水中、地上、空からの計測を事例を交えてお話しさせて頂きます。




posted by かおる at 10:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 3Dスキャナー

2018年07月28日

熊本城の石垣計測

1.jpg

熊本城の石垣の計測をしてはや1年10ヶ月。

2.jpg

計測を行っている最中にも地震が有り、瓦がパラパラ落ちてきました。

あれから1年10ヶ月して、また熊本城の石垣、今度は二の丸付近の計測をしています。

3.jpg

計測初日が無事終わり、ホテルに帰りテレビをつけると、

「天守閣の石垣の積み直し1石目が始まりました。」

と言うローカルニュースが流れていました。
1日20個で積み直しに20年掛かるらしい。

そんな積み直しに先駆けた計測をしに来ている事に、感慨一塩
微力ながら復興のお役に立てているんだな〜と、技術屋冥利につきる想いでした。

IMG_7096.JPG

今回も、メインは3次元レーザースキャナによる計測ですが、ドローンによる写真計測も併用します。

ドローンによる空撮と写真計測は、オルソ画像を作成するには最高のツールですが、3次元形状の再現性としては、どうして限界があります。

そこで、3次元モデルは±2mmの精度の3次元レーザースキャナで
オルソ画像用にはドローンと写真計測でと使い分け、時にはお互いを補いながらハイブリッドで解析てゆきます。

posted by かおる at 22:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 3Dスキャナー

2018年07月10日

VZ-1000導入完了 4台のレーザースキャナ

4.jpg
4.5年前からずっと夢見ていたレーザースキャナ
リーグル社のVZ1000をいよいよと言うか、やっと導入する事ができました。
これもリーグル様、守谷商会様、そしてお客様からのご愛顧の賜物です。

3.jpg

・1400m計測可能
・傾斜計(本体内蔵)及びレーザー下げ振り内蔵
・アンテナ付きL1GPS受信機(本体内蔵)
・内部のSSDデータ保存可能
・1秒間に最高122,000点測定可能
・測定精度8mm、確度5mm
・垂直測定可能範囲100°(+60°/-40°)水平360°
・角度ステップ幅0.0024°
・傾斜計、GPS、電子コンパス内臓
・重量9.8kg

と、今まで活躍してくれたLMS Z420iと比べると遥かに高性能。
何よりもコンパクトで重量が約半分なので、崩壊地等で背負っての移動が楽になります。

1.jpg

これで弊社の所有しているレーザースキャナは4機
左から
FARO X330
リーグル LMS Z420i
リーグル VZ1000
FARO S120

4機並んだ光景を見ると身が引き締まる思いがします。
測定精度±2mmと言う高精度なスキャナー2機と測定可能距離1000m超えの長距離用2機と言う4機体制になりました。

2.jpg

この様な分不相応とも思われる計測機器も、お客様からのご要望を叶えたい一心での導入
設備に伴うよう、技術の研鑽にも励んでまいりました。

今後もより一層のサービス向上を目指し、誠心誠意努める覚悟でございますので
今後とも御支援のほどよろしくお願い申し上げます。


なお、一番右のFARO S120は現在レンタルも承っておりますので、機械が足りない、修理やメンテナンスの間に数日借りたい、導入前に一度使ってみて判断したい等、ご要望が御座いましたらお問い合わせ下さい。

よろしくお願い致します。





posted by かおる at 15:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 3Dスキャナー

2018年07月09日

新しくドローンを導入したものの、、、、現場で使い物にならない、、、、、

各地で豪雨によって多大なる被害が出ており、お亡くなりになられた方が80名以上、行方不明の方も多数いらっしゃる様で、その安否が気がかりです。

特に中国、四国、中部では甚大な被害で、行った事のあるあの景色が一変した映像をテレビで見て、妻は声にならない声を上げ
「現実とは思えない、、、、、」
と言っておりました。
私も同じ気持ちなのですが、、、、、

地震や津波、大雨による被害、、、、、、、、
私達はテレビやスクリーンを通して、沢山の刺激的な映像に常にさらされています。
その中には、よりリアリティーを持たせる為に実在する町を忠実に再現したジオラマだったり、CGだったり、現実かと錯覚をする様な映像も沢山見ています。

実際に起こったこの様な災害も、テレビを通して見ていると、何処か現実味の無い映像に思えてしまっている自分が居ました。

あの日までは、、、、、、、

2011年3月11日の東日本大震災

その際も、同じ様な若干冷めた目で見ていたのですが、被災直後、仕事で現地に伺う事ができ、その悲惨さを肌で感じる事ができました。

あの匂い。

既に復興に向けて動き始めていたのですが、土煙と何かが腐った匂いの充満した何もない、広大なヘドロの平地。
あの光景は忘れる事が出来ません。

そして、その後も崩壊地等の現況計測に伺うと、やはり同じ匂いが、、、、、、、、、、、、

今回の災害の映像を見ていると、あの日のむせ返る様な腐敗臭を吸い込んだ感じがよみがえって来ます。

今後、被災された方々の救助、支援がひと段落すると、現況の把握、復旧と進んで行きます。
私がお手伝いできるのは、復旧支援ですので、今は緊急でお声が掛かってもすぐに動ける様に準備をする事しか出来ませんが、お役に立てるのであれば全力で取り組みたいと思っています。

弊社には写真計測用のドローンが8機所有しています。
現場投入の為、バックアップを含めて大体2機づつ導入し、1.2年で買い替えるのでドンドン増えてしまいます。
使わなくなったバックアップ機等は、最寄の山岳救助隊や警察に寄付しているのですが、それでも現場投入の可能性が少しでもある機体は残しておきます。

現在使用しているPhantom4Pは導入後1年経過しており、相当飛行回数を重ねているので、先日また1台導入しました。

Phantom4Pv2
機体はほぼ同じなのですが、プロペラの形状が少し変わり、飛行した際の音が若干小さくなりました。
1.jpg

現場投入前に様々なフライトチェックを行うのですが、、、、、、、、、
最後に実践を模したオートパイロット(自動運転)でのフライトをいつもテストを行っているフィールドで行おうとした所、、、、

モニターに映像が出ない、、、、、、、、、、、

他のテストはokだったのですが、オートパイロットのプログラムを組んだアプリでだけ画面が出ない、、、、

どうもオートパイロット用のアプリがPhantom4Pv2には対応していない様で、これでは現場で使い物になりません、、、、、、、、、、、、、、

1日も早くアプリ側でPhantom4Pv2への対応を願います。

2.jpg
と言う事で、近くの電気屋さんでPhantom4Pを買いに、、、、、、、、
何処でもドローンが手に入る、良い時代になりました。

同じ様な機体ばかり8機に増えてしまいましたが、超広角カメラ用、360度カメラ用、360度プロペラガード有り等、年に数回使う事があるので破棄する事も出来ずいつでも動かせる状態でスタンバイしています。

posted by かおる at 10:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 3Dスキャナー