LiDAR
UAVレーザースキャナー
色々な呼び方がありますが、昨日、導入しました〜
リーグル UAV LiDARシステム 「mini VUX-SYS (miniVUX-2UAV)」
弊社が導入したのは海外からの並行輸入物ではなく、リーグルジャパンの正規輸入品です。
車に正規輸入車と並行輸入車がある様に、レーザースキャナにも正規品と並行物があります。
正規品はリーグル社が日本仕様にシステムを組み、最適な制御ソフトや解析ソフトをセットしてシステムとして販売しており、リーグル社の日本法人が、機器の販売にくわえて、その国でのアフターサービスまで行っており、消耗パーツも膨大にストックし、メカニックのトレーニングも定期的に行なっています。
レーザースキャナも定期的に交換すべき消耗品があったり、些細なトラブルも発生します。そんなときにしかるべきトレーニングを受けたメカニックが在籍している日本法人なら、すぐにトラブルを解決してくれます。
また、いざと言う時の代替機を持っているのもメリットの1つです。
並行輸入品はスキャナ、GPS、IMUと寄せ集めのシステムだったり、解析ソフトウェアが付属されていなかったり、最適化されていない社外品だったりと導入後苦労する事も多いでしょう。
何より、故障や不具合があった時のサポート、保障、修理の対応について、輸入業者で対応できるか否かが非常に重要ですが、その部分の保障が無いので弊社は正規ルートでの購入となりました。
何故か既に沢山持っているノートPCやマウスまで一緒に入っていましたが、、、、、、、、、、、
こんなにコンパクトですが、ここにレーザースキャナとIMU、GPSユニットが入っています。
これがMATRICE600に搭載した状態。
FPV用のカメラを搭載する場所がありませんので、後からスキャナの下にでも取り付けます。
まずは動作チェックとキャリブレーションの為に近くの河川敷でテストフライトをします。
ドローン自体はMATRICE600なので普段どおりですが、プロポにミラーの回転とレーザーの発射、データの取得用のトグルスイッチがあるので、これをフライト前にオンにするのを忘れない様にしないと、、、、、
レーザー部分の重量は3kg程、MATRICE600の最大ペイロードは6kgなのでかなり余裕でのフライトです。
ホバリングでペイロードなし:38分、ペイロード5.5kg :18分なので、計測しながら移動しても20分弱はフライトすると思います。
テストフライトは無事終了。
帰ってから解析です。
電子基準点のデータをインポートして、基線解析をして、コース間調整をして、GCPの座標をインポートして補正計算をして、、、、、、
リーグル社は元々航空レーザーを製造している会社なので、解析ソフトウェアは航空レーザー用がフルスペックでバンドルされていますので非常に優秀です。
XYの誤差は±10以下、Zの誤差は±20mmとなかなか良いデータになりました。
計測した点群を見てもエッジのシャリッとした明瞭なデータで、流石リーグル社製です。
今まで協力業者に依頼していたドローンLiDARでの計測もこれで自社で行う事ができる様になり、
空からも地上からでも計測サービスを提供できる様になります。
計測には地上型と違うノウハウが必要になりますが、これからドンドンノウハウを蓄積して、弊社でなければ出来ない計測を目指して技術の研鑽に勤めます。