サラリーマンだった頃、部下に
「まばたきしてませんよ!!」
とよく言われていましたし、起業してからも年末から年度末にかけて、毎年目が真っ赤に充血していましたが、だんだんそこまで長時間集中している事が難しくなってきました。
現場でも、背負子に40キロ近い計測機器を取り付けて山を登るのもきつくなり、
「そろそろバトンタッチしないのですか?」
とは言われますが、、、、、、、
それでも新しい機械を手に入れて、今までできなかった計測が出来る様になって喜び。
新しいソフトを駆使して、新しい解析手法を編み出して歓喜。。。。。。
第一線で計測業務に携わっていることに喜びを感じてしまいます。
特に20年近く愛用しているリーグル社のレーザースキャナで計測、解析している時が一番楽しい。

この様なダムを計測しても、手すりや草木が繁茂している斜面は綺麗に計測できない事が多いですが、、、、

リーグルのVZ-1000で計測すると、惚れ惚れするほどシャープに手すりが計測できていて、びっくりする程樹木の奥の斜面が計測できています。

もちろん、どんなソフトを使用しても、この様なフィールドのノイズ処理やクリーニングは自動でできるものでは有りませんし、1朝1夕でできるものではありませんので、そこは20年の経験が役に立つのですが、まるで原石からダイヤモンドを磨き上げるような、1本の木から像を掘り出す様な、アーティスティックな感じがあります。

VZ-1000のデータを見ていると本当に惚れ惚れします。

そして、このデータを見て、どう攻略するかを考え、その手法が見事にはまった時、
コツコツと解析をして、綺麗に山の斜面が露になったとき、一番の喜びを感じてしまいます。

先日購入したドローン搭載型のLiDAR miniVUX-UAVも順調に可動していて、また綺麗なデータに胸が躍り。
新しく出来る様になったことに想いを馳せる今日この頃。
3次元計測に携わって、3次元計測1本で働いてきて20年
まだまだ第一線でワクワクしたいです。
でも、そろそろ後進にノウハウは伝えて行かないと駄目なんだろうな〜。