2019年02月01日

FARO SCENEの新しいバージョンは気持ちが良い。

毎年9月〜11月が計測の繁忙期で年が明けると解析業務に追われるはずなのですが、、、、
今年は現場のピークが1末から2月にかけてやって来ました。
今、現場のピークを迎えていると言う事は、納期はどれも年度内なので大変です。
そんな時に、弊社のワークステーションが壊れて解析ができなくなってしまいました。
原因はCPUを冷やす水冷装置
交換しようとネットで値段を見ると、何と10万、、、、、、、、
アマゾンで見ても5万オーバー。
中古ですが程度のよさそうな物がオークションで1万5千円で出ていたので落札しましたが、、、、、、
日曜から出張なので、それまでに交換して、帰って来るまでの5日間、24時間体制で働いてもらいたいので、早く部品が届く事を祈るばかりです。

日曜から昨日までダムの計測の為出張していました。

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いつも見る静岡からの富士山も綺麗なのですが、山梨側から望む富士山は、天気が良いのも相まって凄く綺麗でした。

今回の業務はUAVによる堤体とその周囲のSfMと図面作成用の為のレーザー計測
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ドローンを使用して空撮を行い、その後リーグル社のvz1000で全体を計測。
細かな死角になる部分をFocus3Dで補足と言う、非常に贅沢な仕様です。
VZ-1000の計測は非常に早く、3.4分で計測そのものは完了してしまいます。
取得データも非常に綺麗で、LMS Z420iとは比べ物にならない位進化しています。
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全20スキャンしたデータはターゲットによって位置合わせを行いますが、これが非常に精度が良く、ターゲットの認識もより正確になったと言う事なのでしょう。
ただ、1つ難点を言えば、ターゲットスキャンが長くて、ここが改善されれば、Focus3Dより1日の計測回数ははかどると思います。

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Focus3Dは死角の補備計測で使用しましたが、今回非常に良いデータが取得出来ました。
精度は±2mmなのですが、データが荒れていてノイズも多く、Faro Sceneでは合成がうまく行かない事が多かったのですが、先日sene2019にバージョンアップして、データのノイズも少なくなり、形状合成も非常に良好に行なえる様になりました。

2.jpg

写真計測のソフトウェアも先日PhotoscanからMetashapeと名前が変わり、処理が早くなり、
Faro Sceneもバージョンが上がり、処理速度、データのノイズも少なくなり、、、

解析もどんどんやりやすくなって来るのは非常に喜ばしい事です。

が、

計測が早くなり、綺麗なデータが沢山取得出来る様になれば、解析時に振り回すデータ量もどんどん増え。
よりハイスペックなワークステーションが必要になって来ます。

弊社はそれが仕事なので致し方がないのですが、この膨大な処理されたデータをお客様に納品しても
お客様の環境では見て頂けないと言うのが残念でなりません。

posted by かおる at 16:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 3Dスキャナー