2018年07月09日

新しくドローンを導入したものの、、、、現場で使い物にならない、、、、、

各地で豪雨によって多大なる被害が出ており、お亡くなりになられた方が80名以上、行方不明の方も多数いらっしゃる様で、その安否が気がかりです。

特に中国、四国、中部では甚大な被害で、行った事のあるあの景色が一変した映像をテレビで見て、妻は声にならない声を上げ
「現実とは思えない、、、、、」
と言っておりました。
私も同じ気持ちなのですが、、、、、

地震や津波、大雨による被害、、、、、、、、
私達はテレビやスクリーンを通して、沢山の刺激的な映像に常にさらされています。
その中には、よりリアリティーを持たせる為に実在する町を忠実に再現したジオラマだったり、CGだったり、現実かと錯覚をする様な映像も沢山見ています。

実際に起こったこの様な災害も、テレビを通して見ていると、何処か現実味の無い映像に思えてしまっている自分が居ました。

あの日までは、、、、、、、

2011年3月11日の東日本大震災

その際も、同じ様な若干冷めた目で見ていたのですが、被災直後、仕事で現地に伺う事ができ、その悲惨さを肌で感じる事ができました。

あの匂い。

既に復興に向けて動き始めていたのですが、土煙と何かが腐った匂いの充満した何もない、広大なヘドロの平地。
あの光景は忘れる事が出来ません。

そして、その後も崩壊地等の現況計測に伺うと、やはり同じ匂いが、、、、、、、、、、、、

今回の災害の映像を見ていると、あの日のむせ返る様な腐敗臭を吸い込んだ感じがよみがえって来ます。

今後、被災された方々の救助、支援がひと段落すると、現況の把握、復旧と進んで行きます。
私がお手伝いできるのは、復旧支援ですので、今は緊急でお声が掛かってもすぐに動ける様に準備をする事しか出来ませんが、お役に立てるのであれば全力で取り組みたいと思っています。

弊社には写真計測用のドローンが8機所有しています。
現場投入の為、バックアップを含めて大体2機づつ導入し、1.2年で買い替えるのでドンドン増えてしまいます。
使わなくなったバックアップ機等は、最寄の山岳救助隊や警察に寄付しているのですが、それでも現場投入の可能性が少しでもある機体は残しておきます。

現在使用しているPhantom4Pは導入後1年経過しており、相当飛行回数を重ねているので、先日また1台導入しました。

Phantom4Pv2
機体はほぼ同じなのですが、プロペラの形状が少し変わり、飛行した際の音が若干小さくなりました。
1.jpg

現場投入前に様々なフライトチェックを行うのですが、、、、、、、、、
最後に実践を模したオートパイロット(自動運転)でのフライトをいつもテストを行っているフィールドで行おうとした所、、、、

モニターに映像が出ない、、、、、、、、、、、

他のテストはokだったのですが、オートパイロットのプログラムを組んだアプリでだけ画面が出ない、、、、

どうもオートパイロット用のアプリがPhantom4Pv2には対応していない様で、これでは現場で使い物になりません、、、、、、、、、、、、、、

1日も早くアプリ側でPhantom4Pv2への対応を願います。

2.jpg
と言う事で、近くの電気屋さんでPhantom4Pを買いに、、、、、、、、
何処でもドローンが手に入る、良い時代になりました。

同じ様な機体ばかり8機に増えてしまいましたが、超広角カメラ用、360度カメラ用、360度プロペラガード有り等、年に数回使う事があるので破棄する事も出来ずいつでも動かせる状態でスタンバイしています。

posted by かおる at 10:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 3Dスキャナー